カテゴリ:そうだ、演劇をしよう > 第1回公演

こんにちは、のとえみです。

初めてのえみてん公演も終わり、天神さんは客演として参加する劇団P.O.D.さんの公演の準備、私は所属の劇団フロンティアの2019年秋公演に向けての準備を始めております。
「個」の力を大事にする、集まった「個」の力を合わせて舞台を作る、そんなえみてんのコンセプトが見事に体現されているようなバラバラっぷりです(笑)

そんな忙しい年末ですが、私はやりっぱなし、投げっぱなし、フィードバック無し!改善無し!というのが、何というか仕事柄あまり好きではありません。(......いい職場と上司だと思います。。。)というわけで、病み上がりの天神さんを引っ張り出し(笑)、名目上「反省会」という雑談、ミーティングを開いてきました。

IMG_3683☆
今更だが、公開しそびれている写真を貼っておこう。

「反省会」というと堅苦しい感じになってしまうので、そうではなくて、雑談をしながら、どんなことを感じたか、考えたか、思ったか、次に何をしたいか、そのためには何が必要か、どう行動するか(具体的にいつ頃から動くか)、気になったことがあって次はこうしたい、どこへ向かって走るか、などなどをざっくばらんに話す感じです。
堅苦しくやると気負う2人なので、その辺はゆるく、でも中身は濃く、強く、という感じかもしれませんね。

結構密度のある話を沢山聴いたのですが、公演を終えて、より、天神さんの視野というか見ている世界はとても広いんだなぁというのを実感しました。だから私も広い視野を持とう、とかそういうことは思わなくて、そういう視野で零れ落ちてしまいそうな部分を見ていられたらいいなと思いました。

同じものが見える、見ている先の世界が描ける、共感できるっていうのはとても心地がよいと思います。それは同じ世界観や目指すものがあるのならば、確実に抑えておかなければならないことだっていうのも思います。その上で、天神さんと私は同じことができなくてもいい、という風に考えられるのがこのユニットのいいところだなって思っています。

「自分のこうしたい」を形にしたり、人に伝えるっていうのは勇気がいることだなって思います。それでも、一緒に舞台を作る中で、お芝居に対してだったり、スタッフワークに対してだったり、自分の「こうしたい」「こうしたら演出に、作品のためになる」ということを見せてくれながら舞台作りを一緒にしてくれる人たちと作品をつくれるっていうのは幸せだと思いました。そして、それができる場所にえみてんの公演や稽古場がなれたらいいなって、天神さんの話を聴きながら思いましたよ。


本当に今年は忙しかった...!けれども、まだ2日間も今年はあります!
今年のえみてん?まだ2日もあるから、ね。


instagramでは、舞台写真と一緒に、そのシーンの裏話や、稽古の様子、どんな風にこのシーンが作られていったかなどなどをお届けしています。
舞台写真はもちろん窪田さやかさん! 今回の写真も本当に素敵!!!!

えみてん公式サイトにアップしていないシーンの写真もでてくると思いますので、instaの方もフォローしてみてくださいね。

今回は、お客さまからの感想用紙にあった質問などにちょっとお答えしてみようと思います!


Q.鳥かごはどうやって倒れたの?人力的な!?

P_20181130_210800のコピー
鳥かごについては、何名かのお客様から書かれておりましたが、人力で倒しております(笑)
当初のプランやアイディアは、今とは違う形だったのですが、カウンターをつけるということで、人が潜んでいてもわからないようにできることを生かした人力にしましたよ。

客演に来ていただいた中島さんがアイディアと装置を作ってくれました。稽古の間はビニールひもでやっていましたが、本番は透明なテグスをひっぱって倒す、という方法でした。

P_20181209_164624のコピー
ちなみに、この矢印のところから......
P_20181209_164523のコピー
出入りできるようになっていました(笑)


Q.スランプのスカートがふわっとしていたのは、中に何か着ていたのですか?
IMG_5723IMG_5533
このふわっとした感じを保っていたのは、中にパニエを着ておりました。

1枚欲しいな~と以前から思っていたので、今回購入してみました。他の衣装でも使い道がありそうなので、楽しみです。



Q.アドリブはあった!?
IMG_5741
実はこの稽古場は、アドリブはしない稽古場でした。台本に忠実にやるスタイルで、どちらかというと、台本を1字1句再現したいという感じでした。

ところが......

千秋楽回前に、1度通し稽古をした時、実はアドリブが追加に。
ナイルが小切手を取りに行くシーンで、少し間が出来るため、板垣(天神さん)とギーコ(槙さん)が、世間話で間を繋ぐ、というのをやっていました。そしてそこに加わってくるスランプ(のと)。

通し稽古だけで、本番はやらないんだろうな~と思っていたのですが、千秋楽回だけ、このシーンはアドリブでつないでいました(笑)(しかも割と本気でしっかり会話していました。笑)



公演を観に来ていただいて、思ったことを短い時間の中で書いていただいて本当にありがとうございました!

そのほか、気になったこと、落ち着いてから送ってみたい感想などありましたらこちらをご利用くださいませ。
https://odaibako.net/u/emtntym

今回の裏話は、舞台で使った道具にまつわるお話です。
小道具が結構でてきたので、準備も色々ありました。


最初は、「実は手作り!」という小道具。
P_20181206_194113のコピー
音響も担当してくれたサポートメンバーの堀川さん手作り!ちゃんと「クコの実」も入っています。
クッキーと言えば、舞台中央にあった看板。こちらの看板はのとえみの手描き。
P_20181201_145928
P_20181201_152129
P_20181201_154438
このクッキーの雰囲気も参考にしつつ、堀川さんはクッキーづくりをしてくれるという嬉しいもの!
そして、この看板用に明かりをつくってくれた照明の髙橋さん。
IMG_5494
まさか看板に明かりを当てるとは思っていなかったので、結構びっくりしました。別々のものなんだけれど、こうやって一つの作品の中に存在してそれが何となく繋がってくるっていうのはとても面白いなと思いました。


次は作品に一瞬しか登場しないくらいの小道具。スランプのクッキーが入選したという雑誌「フェニキアン」。
P_20181216_151717のコピー
こちらは看板と同じ書体でつくってみました。のとえみが作ったものを、デザインをてがけてくれたtakkさんが手直ししてくれました!ちなみに、裏面は、本当に一瞬も見えるかどうかわからないのですが、こんな感じの作り込み。
P_20181216_151725のコピー
実際の戦車内は狭くてこんなものを置ける余裕はないのですが、某戦車が出てくるアニメ作品にヒントを得てこんな風にしてみました(笑)戦車のカラーバリエーションを作っても面白かったですね!なんて話も実はしていました。

その他、レモングラスの紅茶を本当に入れてみたり、コーヒーや紅茶も本物でしたよ。こういった小道具は上手くお芝居の中に取り入れるのは手間がかかるのですが、それを上手に使っていただける出演者の方々で本当に良かったです。

遠目で見たり、お客様から見えるかどうか分からないものですが、力を入れて用意してみました!その他、なるべく世界観を壊さないように、合うように小道具を集めてきたつもりです。最近は安く手に入ったり、インターネットで買えたりして、小道具の準備も比較的楽になりましたよ~!


というわけで、次回はお客さまからの感想用紙に書いてあった、ちょっとした質問にお答えしてみようと思います!

前回のあらすじ
~小屋入りして舞台セットをたてた「計る工房」。美術部分の道具も置いて、これで完成かと思ったその矢先、工房の職人からのたった一言が天地を揺るがした!!!

「なんか、さみしいなぁ。……殺風景。」~


こんにちは、のとえみです。前回からの続きで、今回は舞台セットの舞台美術部分の裏話をお届けしようと思います。

小道具と舞台美術の一部は、「黄兎図画工作」の、のとえみが担当しました。この名前は、私が何か製作物をつくるときに使っている名前です。本当は「黄兎美術」という名前を名乗りたいのだけれど、技術的には「図画工作」レベルなので、黄兎図画工作と名乗っています。いつか美術になれるのを願いつつ!

さて、舞台セットは計る工房、その上に置くものや小道具は黄兎図画工作が担当しました。その時に、こんな感じでどうかな?というイメージボードを書いていたのですね。
IMG_0594のコピー
書いている時が実は一番楽しい。実際は舞台セットの作りが変わったり、前後の位置が違ったりして、まったくこの通り、というわけにはいきませんでしたが、これを頭の中に入れつつ、舞台美術を置いていきました。

当初、カウンターの上だけ準備していたのですが、計る工房から、「後ろの壁部分が殺風景だから、何かしたい」という希望がでてきたため、急遽準備をすることに。

のと 「この辺りに飾り棚とか?あったら物を飾れるかも」
天神 「ここに、一応板を渡すつもりでいるんですけど。」
中島 「それだったら、ここに板渡しちゃったほうがいいんじゃない?板ある?」
天神 「あります。」
(当ててみる)
天神 「ちょうどいいっすね。」
中島 「これ、色どうする?先に塗った方が楽。」
天神 「じゃあ、塗りましょう。ありますから、色。」
(色を塗りに行くふたり)

そしてプレビュー公演当日の午前中。
P_20181207_092911のコピー
前日に塗って乾かして置いた板を設置!
P_20181207_121743のコピー
ぶらぶらしていた槙ちゃんをスカウトして、紙を切ってもらいます。高橋ちゃんも周りでお手伝いをしてもらいつつ。
P_20181207_121720のコピー
中島さんにわがままをいって、色々取り付けてもらうのとえみ。
P_20181207_122523のコピー
P_20181207_174835のコピー
完成した舞台セットに近づいてきています!

ちなみにコンセプトは、「スランプが集めてきたり、持ってきたもの」。あくまでも、ナイルとスランプのお家で、スランプがカフェっぽくそれっぽいものを集めてきたんじゃないか、という感じをイメージしました。

そしてみなさまに見ていただいた舞台はこちら。
IMG_5818
照明がよりこのお家の雰囲気を出しているなぁ~と思います。

ギリギリまで美術を置くのに時間がかかってしまったり、急遽増やしたりして大変でしたが、私はこういう道具を探して来たりするのが結構好きなので、自分でこだわってつくれたのが本当に嬉しかったです。天神さんのイメージする通りのものは多分つくれなかったと思うけれど、コンセプトを持ちながらつくることができたかなと思います。

次回は、「見えない所にもこだわりを」ということで、舞台で使った小道具の裏話です。
こちらも黄兎図画工作の若干理解されない感じのこだわりをお楽しみください。


↑このページのトップヘ