こんにちは、のとえみです。
今回は、TEGC2回目で読んでいる台本をどう私は読んでいるのかを書き留めておこうと思います。作品のタイトルなどは出しませんが、参加しているガールズのみなさんにはわかると思います。
(やる気を表現)
今回使っている台本は、女性の2人芝居です。
片方はマネージャーで、片方は若い女優。このふたりのやりとりで話は進んでいきます。
ポイントは大きく2つあるんじゃないかなと思います。
1つ目は、ふたりの関係性です。
ふたりがやり取りしていく中で、関係性の優位が変わっていく所がいくつかあります。優位に立てる状況や情報を駆使して、お互いに優位を取り合っていくのが面白いところだと思います。それが、最終的には対等になる(あるいは共闘)ので、それがどこで、どの台詞で、どの単語で起こるのか、という落としどころも探していきます。
その時、この台詞を出すことで、相手をどうしたいか、どうさせたいかというのを考えていきます。日常でも、相手に何かを感じてほしい、思ってほしい、何かして欲しい、自分の思い通りに動かしたい、言葉が欲しいなどがあると思います。それを台詞ごとに考えていきます。
もちろん、自分の台詞だけではなく、相手の台詞によって、自分がどう行動するかというのも考えます。相手の思惑にのるのか、裏切るのか、それが自分の台詞からわかったり判断できることもあると思います。
急に中に入って説明し始める天神さん。エンジンかかってきました。
2つ目は、「・・・・・・・」という表記です。
この劇作家さんの特徴は、台本に遊びがあるようでない、というところかなと思います。
句読点の打ち方、「・・・」の使い方、長さにすべて意味があると思います。
例えば「・・・うん。」と「・・・・・・うん。」は違うと思います。
この点の長さで、「うん」を出すまでにどういった思考がされているのかが違うんだろうなと思います。少し思案して出せる「うん」と、思案して迷いや葛藤があって出す「うん」では、音色も、温度も、強さも違うと思います。
この作品では特にこの「・・・」が多用されているので、じっくり考えたり、台本を読み解いていくのがよいと思います。
また、「・・・」は、相手の台詞を受けるときに大事だと思います。
なので、相手の台詞を聴くということはもちろんですが、相手を見るというのも使っています。今回の台本は台詞の一文が短いので、相手の台詞の時に自分の台詞をパッとみて覚えて、相手の台詞を聴くことに集中します。(アニメのアフレコなんかでは、こういうテクニックを使っている声優さんもいるようですよ)
前回はこの2つに気を付けて稽古に参加しました。
真剣にメモを取っている様子も見てしまいましたにょ。
次回はどんなふうに稽古をするのかわかりませんが、何か参考になれば、です!
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