前回のあらすじ
~小屋入りして舞台セットをたてた「計る工房」。美術部分の道具も置いて、これで完成かと思ったその矢先、工房の職人からのたった一言が天地を揺るがした!!!
「なんか、さみしいなぁ。……殺風景。」~
こんにちは、のとえみです。前回からの続きで、今回は舞台セットの舞台美術部分の裏話をお届けしようと思います。
小道具と舞台美術の一部は、「黄兎図画工作」の、のとえみが担当しました。この名前は、私が何か製作物をつくるときに使っている名前です。本当は「黄兎美術」という名前を名乗りたいのだけれど、技術的には「図画工作」レベルなので、黄兎図画工作と名乗っています。いつか美術になれるのを願いつつ!
さて、舞台セットは計る工房、その上に置くものや小道具は黄兎図画工作が担当しました。その時に、こんな感じでどうかな?というイメージボードを書いていたのですね。
当初、カウンターの上だけ準備していたのですが、計る工房から、「後ろの壁部分が殺風景だから、何かしたい」という希望がでてきたため、急遽準備をすることに。
のと 「この辺りに飾り棚とか?あったら物を飾れるかも」
天神 「ここに、一応板を渡すつもりでいるんですけど。」
中島 「それだったら、ここに板渡しちゃったほうがいいんじゃない?板ある?」
天神 「あります。」
(当ててみる)
天神 「ちょうどいいっすね。」
中島 「これ、色どうする?先に塗った方が楽。」
天神 「じゃあ、塗りましょう。ありますから、色。」
(色を塗りに行くふたり)
そしてプレビュー公演当日の午前中。
ちなみにコンセプトは、「スランプが集めてきたり、持ってきたもの」。あくまでも、ナイルとスランプのお家で、スランプがカフェっぽくそれっぽいものを集めてきたんじゃないか、という感じをイメージしました。
そしてみなさまに見ていただいた舞台はこちら。
照明がよりこのお家の雰囲気を出しているなぁ~と思います。
ギリギリまで美術を置くのに時間がかかってしまったり、急遽増やしたりして大変でしたが、私はこういう道具を探して来たりするのが結構好きなので、自分でこだわってつくれたのが本当に嬉しかったです。天神さんのイメージする通りのものは多分つくれなかったと思うけれど、コンセプトを持ちながらつくることができたかなと思います。
次回は、「見えない所にもこだわりを」ということで、舞台で使った小道具の裏話です。
こちらも黄兎図画工作の若干理解されない感じのこだわりをお楽しみください。
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