こちらでは大変ご無沙汰ですね。

どうも、主宰の天神祐耶です。
ほんとあっという間に1年が過ぎていきますね。
今年はコロナ禍も落ち着き世間の空気もグィッと動きましたね。県内でもイベントや公演もたくさんあってほぼ以前の姿に戻ったように感じます。
そして今日12月31日ですよ。年末といえば1年の集大成を各SNSなんかで発表して次の年をむかえるってのが大体のムーブじゃないですか。だからクリスマス以降のこの1週間こそ師走が極まる大切な時間なんですよ。そんな大切な承認欲求満たされタイムをクソコロナに奪われてしまった私、天神祐耶です。どうぞよろしく。ほんとはもっと早くまとめて、年末おだやかにすこやかに過ごす予定だったのに!クソがッ!!なんて言っても始まりません。発熱が今さっき治った雰囲気なのでいま焦って書いています。

2023年は色々と変化があった1年になったと思います。3月に初のオリジナル作品で天神の処女作「次回公演は未定です。」を上演。星一を正式なメンバーとして迎え、彼の舞台デビュー作品となりました。アンケートを見る限りでは作品も星の評価も概ね好評で。その点ではよかったなと思いました。
しかしながら、個人的にかなり強い緊張感を感じていたのだと思います。公演後、少しだけ心のバランスを崩してしまいました。弱いですね。全く。ただ天神自身はありがたいことに公演後すぐに色々と仕事や舞台が決まっており、完全にメンタルを落とすことなく日々を過ごすことが出来ました。今年は本当にたくさんの人に支えられてきたなと思っています。ありがとうございました。
えみてんは基本的に天神がこれをやると言わない限り先には進みません。そして次作をつくるにはどうしても間が空いてしまいます。スタッフワークにしろ何にしろ公演をするということに時間が必要だからです。これは自分のこだわりの部分なので今後も変わることはないでしょう。そういう意味では一緒にやってくれているのとえみや星一には申し訳ないとおもったりするのですが、あまり心配は必要ないのかもしれません。我々はユニットでありいわゆる劇団としての体をなしていません。常に集まるわけでもなく、公演がない時間は自由です。強烈な個の集まりでいるためには個人活動の部分が大切だと思っています。
今年2023年はそれが遺憾無く発揮された1年だったのではないでしょうか。

天神は今年の2月に芸能事務所アドバンス社に所属となりすぐさま演技講師業や声優の仕事が始まりました。えみてん公演後は金沢にて未来の演劇人育成事業『バージョンアップ演劇講座』の講師。7月演人全開 血が滾ってきたぜ!『BOND!!!』8月演芸列車「東西本線」東西本線文芸ショーに客演。講師業をしながら舞台3本出演はなかなか大変なものではありましたが、充実していたといってもいいのではないでしょうか。

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のとえみはなんといっても皆さんもご覧になっていると思います、マーブルドラマですね。
インターネットやSNSを駆使して展開されるオーディオドラマは今の時代だからこそ表現方法だと思いました。続ければ続けるだけ広がっていくそんな可能性を秘めたコンテンツだと思います。北陸3県のコラボってのがいいですよね。ネットだと距離関係ないからその気になれば全員とコラボできるってことですよ。のとえみは企画の発案者であると同時に交渉、出演、編集もやってます。映像編集って大変ですよ、それを年に3本、あ。昨日あがってたから4本か。メイキング入れたら結構な数ですよ。それを編集って・・・頭から煙出そうですね。もともとYouTuberや専属の動画配信者ではない人が何本もちゃんと作ろうとすると相当な苦労です。新しいことを始めるのって本当にエネルギーがいると思います。それをやってのけたのはかなりの自信になっただろうなあ。自分には無理ですもの。「星のと会」での集まりも企画してましたね。ネット上とリアルをうまく繋げることで、今後も多くの人が関わり合うんだろうなと思いました。他にも今後の仕掛けていくと思われる企画を何本も準備してるみたいですよ。発表を待ちましょう。

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星は新人らしく、演劇を学ぶということをやっていたように思います。公演以降、彼の存在は多くの人に認知されました。彼のいいところはちゃんと生活を演劇に割いているところですね。観劇も近くで公演があればどんな集団でもいくし映像作品も沢山みる。戯曲も読むし自身でも書く。自分の教えている声優養成講座にも自腹で参加し滑舌や発声と向き合っていました。この富山においてここまで演劇に傾倒できる若者はいないと思います。やる気十分。しかしそのやる気が悪い方に進むこともあると今年学んだのではないでしょうか。本来なら秋にとある集団で星の作品を発表する予定でした。しかし色々事情があり公演は中止。落ち込んでいました。それを見てこの件に関して、自分ももっと早くから関わっておけばよかったと反省しました。星もこの件を通して演劇の難しさを感じたと思います。しかし、行動がなければいいこともわるいことも起きません。演劇にはその両方の経験が必要不可欠です。失敗なんてのは次いかせばいいだけ。彼は今、まだまだ1人で公演をするのは難しいとおもいます。ですが。そう遠くない未来に実現すると思いますよ。まだしばらくは色んな経験を積む。それでいいのです。来年は「星のと会」で公演もあるみたいだし、そこでまた何か1つ成長がみられるはず。

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自分の分かる範囲でですがえみてん3人の公演後の活動について書いてみました。
こうやって改めてみてみると、それぞれ方向性が違うのがわかりますよね。理解されなくてもいいのですがだからこそえみてんは成り立つのだと思っています。というのもそれぞれの悩みや葛藤というのは自分でしか解決できません。だけどそれを乗り越え集まるからこそ強い力になるのではないでしょうか。生きていると自分を取り巻く状況や環境は変わっていきます。当たり前のことです。でも演劇をやるにはそこの部分は関係ありません。全てが好きなことの中に入ってくるからです。常に自分との戦い。それをおのおの乗り越え糧にし、集まった時、強さを発揮する。そういうのよくないですか?ヒリヒリして最高ですよ。

ここからは来年以降の話です。えみてんは発足してから、公演回数はあまりありませんがここ富山においての演劇活動としては強度のあるものをやり続けてきました。コロナ禍の中でもその足を止めることはせず、公演にもその影響を及ばさせず。かなり気を使いながら盤石の行動を心がけてきました。その結果として他県の演劇人とも交流をもつまでに至り。自分達にもその影響は大きく関わってきています。じぶんでいうのもなんですが結構頑張りました。
特に大きな才能のない自分が出した結果にしては十分すぎるわけで、それにはのとえみの力がなければなしえなかったと思っています。
そのことを踏まえて今年の公演や活動を通して感じたことがあります。それは幅広い意味で力不足だということ。ここから先の予定をこなすにはもっともっと個の力を磨く必要があると思っています。あ、先に結論を言っておくと、えみてんの次作は数年先になります。まさに次回公演は未定です。と言ったところでしょうか。しかしこれは決してネガティブなものではなくて、個人活動を加速させるものだと言っておきます。もう二人は来年のスケジュールをガンガン埋めていっているでしょう。楽しみですね〜!
個の力を磨かなくてはいけないなんてカッコつけてますが、公演ができない理由がもう1つありまして、むしろそっちが原因ですね。カッコつけてごめんなさい。実は天神の右膝は半月板がチギレておりまして手術が必要な状態です。おそらく3月の公演の時からそうだったと思うので今年は随分無理をさせました。手術の日程を主治医と話し合ったところ来年の秋以降じゃないと予定合わずということで1年、治るまで半年コース。そこから公演準備をしてもまあ半年以上はかかると考えると合計で2年は超える計算。個人活動の時間はたっぷりあるわけです。むしろ個人活動のほうが有名になるまでありますよね。
いつも応援してくれている皆様には忘れ去られそうな時間ではありますが、それぞれの個人活動を大いに応援していただければと思っています。えみてんの次作はかなりおもしろくなりますよきっと。

ずいぶんたくさん書きましたね。お昼前から書き始めていま16時。そろそろ投稿しないと今年中に見てもらえなさそうなんでそろそろ締めます。



改めまして2023年も皆様には大変お世話になりました。いい芝居を見せることでしかお返しはできませんがそれも随分先になりそうです。それまでは天神祐耶、のとえみ、星一のそれぞれの活動を通してえみてんを感じていただけたらと思います。今年1年本当にありがとございました。良いお年をお迎えください。2024年にまたお会いしましょう!




あ、まだあった。
えみてんのLINEアカウントとこちらのBLOGは閉鎖することにしました。
BLOGはこの記事がもう読まれないなとなった時点で閉鎖しようと思います。もうちょっとで閲覧1万人だったので少し勿体無い気もしますが・・・役割を終えたと判断します。
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こんにちは、のとえみです。

今回は、9月の基礎ワークショップ、2人芝居のシーンでどんなことを学べたのかお届けします。

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妙にそわそわ?している星くん

A4用紙3ページ程度の、短い舞台の冒頭が今回のテキストです。
基本的なお芝居の基礎が詰まっているシーンで、勉強するにはとても良いと思いました!

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黙読中.......

冒頭なので、作品の全体の雰囲気を決める、つくる
どんな登場人物、キャラクターなのか提示する
お芝居を「受けて、返す」という基本形
間とテンポ、緩急を出せる台詞、状況など
3行くらいの長い台詞
楽しい雰囲気→ちょっと緊迫→緊張感を吹っ切る という変化をつけられる

短いシーンですが、やることが沢山詰まっていますね...!
そして、このシーンやキャラクターをつくるために、

どんな意図で行動し、相手をどうしたいか

という、お芝居の根本についても言われました。

最後の意図と行動は、役者さんや演出家さんのTwitterでも目にすることがあるので、知っている方もいるかなと思います。台本の読み方もそうですが、こういうことはなかなか人に教わらないと思います。
もっとお芝居が上達したい、出来ることを増やしたいけどどうしたらいいかわからない、という方は、一度ワークショップに来て、一緒に稽古をしてみたらいいんじゃないかなと思います。

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やらなきゃいけないことが一気に増えて大混乱しながらも、一所懸命相手に台詞をかけようとする星くん

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終わった後も頭をフル回転させていました

参加されるメンバーさんにもよりますが、基礎をクリアしている方が多ければ、テキストを使って稽古をしていきます。3連休で、月曜日が休みになる日もあるかと思いますので、ぜひ参加できるときに参加してみてはいかがでしょうか~?




こんにちは、のとえみです。
6月頃から始めてきた基礎ワークショップも、9月いっぱいでいったん終了することになりました。
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基礎を続けていくのも良いのですが、その基礎が「大切」と心から感じるには、

「あぁ~、もっと基礎が出来ていれば伝わったのに」
「滑舌が、発声をもってしていればできたかもしれないのに」

ということを、どこかで実感なり、体験なりして貰わないと難しいのかなぁ、と思ったりもします。実際、私は演劇サークルの同期や、後輩がそれを体験して実感しているのを幾度となく見てきました。だから、そういう気持ちや体験を知っています。知っているから、これから演劇の世界に深く入っていく役者さんには、そういう思いを出来るだけしてほしくないし、そこに時間を割くのは勿体ないなって思ったりもします。だから、先回りして「基礎は大切だよ」と言うのです。...それでもなかなか続けられないので、それだったらいっそのこと「体験して後悔してみるしかないよな」と思うのです。

そんなこともあり、じゃあ、そういう機会を作ろう、という部分と、基礎を続けた結果、舞台に立ってどうだったか、みたいな確認の機会があったらいいなと思い、基礎ワークショップの発表公演をすることにしました。

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基礎ワークショップの最初から、ずっと続けて参加してくれた星くんの基礎も、土台は見えてきたかな?という所に来たのと、本人の「会話劇、会話ができるようになりたい」という気持ち、これから本格的に発表公演の稽古に入る前に基本的な事が少しでもできるようになれば、ということで、天神さんに短いテキスト(台本のワンシーン)を用意して貰いました。

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では、どんなことを学んだのか......

次回のブログを待て!

こんにちは、のとえみです。

基礎練習ワークショップには、それぞれの理由があって参加してくれています。
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「大学で演劇をやっていた」
「高校で演劇をやっていた」
けれど、辞めてしまった。
辞めたけれど、またやりたいなと思って参加した

という理由が私にはとても印象に残っています。

進学の区切り、就職の区切り、結婚の区切りなど、演劇を辞めやすいタイミングというのがあるなと私は思っています。それでも、またやりたいと思わせる演劇の力って凄いなと思います。

そのまたやりたい、と思った先にあったのが、えみてんの基礎ワークショップというのはとても嬉しいです。

そして、辞めやすい、続けにくい理由を知っているから、できるだけ続けられるような、また始められるような場所に、このワークショップがなればと思いながら運営しています。

どうしても、演劇はある程度の人数でやる必要が出てくるし、稽古に時間を使うし、お芝居以外の運営や制作や公演準備の手間がかかります。舞台に立ちたいけれど、そういった準備までする時間やパワーがない。それも演劇を続けられなくなる理由の中にあるかもしれません。

だから、そういった大変なことは一旦私たちが準備する。
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少なくとも私は演劇に関わる準備とかSNSとかもひっくるめて好きなので、そこを面倒とはあまり思わないのですよね.....

稽古場の手配も、内容も、日時も告知もSNSも私たちがやってしまう。
そうすれば、演劇をしたいという気持ちだけ持って来てもらえばOKになるんじゃないかなと思います。できるだけ演劇を始めるハードルを低くして、ひょいっと飛び越えて来てもらう。そのかわり、演劇は頑張ってもらう(笑)

そんな風に積み重ねていって、その積み重ねたものを見て貰う機会っていうのも、いつか作れたらいいなと思っています。

こんにちは、のとえみです。

基礎ワークショップを始めてから1カ月たちましたが、思った以上に10代、20代の方が参加して下さっていて驚いています。私たちが40代なこともあって、20代~30代くらいの方が参加して下さるのかな?と思っていましたが、もっと若い世代の方が多くてとても嬉しく思っています。

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参加している方は様々です。
演劇を勉強したいと来ている星くんをはじめ、
基礎をなんとなくしかやってこなかった
演劇をやっているけれど基礎が身に付いていない
学生時代に演劇をやっていてたまにやりたくなって
自分の弱点を知りたい
などなど、休憩中やワークショップ後、短い時間ですがお話を聴いています。自分の知りたいこと、やりたいことのために自分で決めて参加しているという姿勢がすごいなぁと思っています。

また、「学生だけど参加できますか」「18歳に今年なるので参加したい」と相談して下さるかたもいらっしゃいます!本当に嬉しいです!条件と違っても声を掛けて下されば、私たちも精一杯お答えしたいと思っています。

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私たちが知らないだけで、本当はもっと演劇をやってみたいと思っている人がいるかもしれない。昔やっていたけれど、今はやっていない、やりたいけれどひとりでは出来ない、など、色々な理由で演劇に興味があってもできない環境の方もいるかもしれないなぁと思っています。

そんな人にもぜひこのワークショップがあるよ、ということを届けたいと思っています。今はSNSでの活動報告やお知らせがメインですが、お近くで演劇をやってみたいと思っている方がいらっしゃったら、ぜひ口コミで教えてあげてください!

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